カンボジア王国🇰🇭政府による各務用水太陽光発電事業視察



本日アジア開発銀行主催の日本スタディーツアーの一貫として、カンボジア王国政府水資源・気象庁次官が岐阜県にお越しになりました。
視察の内容として、農業用水路である各務用水のポンプ等の電気代を太陽光発電による賄う事業をカンボジアで導入出来ないかというものでした。
各務用水は、岐阜市、関市、各務原市の水田650haあまりの水を引く農業用水路です。
その為にはポンプを10基設置して水を流しています。
その電気代を用水路上の空いたスペースに設置した太陽光発電で賄っているものです。
平成24年当時は設置費用の補助はなく、銀行借入を売電収入で返済していく事業モデルですが、買取価格が高い時期に始めた為、当初想定通りの発電量を維持しているとのこと。
日本で唯一の用水路上を活用した太陽光発電であり、カンボジアの稲作にも活用出来ないかという貪欲な姿勢で非常に熱心に細かいところまで視察をして頂きました。
時間を大幅に超える質問攻めでしたが、各務用水土地改良区の皆さま、岐阜農林事務所、岐阜県庁の皆さまにご対応頂きました。
一方で事業想定としては20年であり、すでに10年が経過していることから、こうした太陽光発電モデルは継続できないかもしれません。
パネルの寿命や廃棄の問題もあります。
日本で唯一なのは、買取価格が減少していく中で事業モデルが成り立たないということもあります。
こうした問題を解決するような蓄電池や廃棄処分のルール化が必要であることも改めて実感しました。
尚、今回アジア開発銀行が岐阜県に来たのは、三菱商事時代の同僚がその担当者であり、岐阜県庁を繋いだご縁もありました😳
岐阜県で、しかも仕事で再会出来るとは思ってもおらず、感無量です‼️
場所は芥見の藍川橋の東側にありますが、車で通るとなんでもない太陽光発電のようで実は日本唯一🇯🇵ということを知って頂きたいです。
平野祐也を育てる会